2004年01月21日

ガキはセックスしてはいけないか(1)

セックスの話なんである。

昨今、ますます性交初体験の低年齢化が進んでいるそうな。
これに対して世の中では、勝手にさせとけだのやめさせろだのコンドームつけさせろだのいろいろなことを騒ぎ立てたり、我関せずと言う顔だったり、あるいは自分が正しいセックスを教えてやろうと言う気なのかどうか知らんが金や権力や大人の色気やらでガキとまぐわおうとしたり、まあいろいろなんである。

ここで取り上げたいのは主に女の子の話である。まずハッキリ言っておきたいのだけど、僕は、ガキがガキであるからというだけでセックスをするべきでないとは考えていないし、セックスすること自体が、ガキにとって何らかの悪い影響を与えると言う風には、必ずしも考えていない。それだけを取り出すなら、「どんどんおやんなさい」といってやりたいぐらいだ。だいたい女性は男性に比べて、最近まであまりにも性から遠ざかることを強いられ、結果的に性を搾取されてきたのだ。それを考えたら女の子が性的な快楽に対して「自分のもの」という実感を持てるようになるのはいいことだし、そう言う意味での積極性は今後もっと持てるようになっていい。

だが、にもかかわらず、僕は「ガキがセックス?とんでもない!」派だったりする。なぜか。

それは、ガキはまだ体の準備ができていないからだ。これは第二次性徴以前の子供はもちろんだけど、第二次性徴を迎えて間もない人々にもあてはまる。

僕は、そして現代人の多くはそうだと思うけれど、セックスが子孫をつくる「ための」行為だとは思っていない。そのために必要不可欠の行為ではあり、また望むと望まざるに関わらず子供という結果がついてくる行為ではあるが、「避妊」という行為に代表されるように、文化的、精神的発達によって、人間にとってのセックスは、単に「生殖」には収まらないものとなっているのではないか。僕が基本的には「やりたきゃやれば」という立場なのも、このへんを重視しているからだ。

だが、セックスが肉体の行為であり、第二次性徴が肉体の現象である以上、セックスと生殖を完全に切り離して考えることは、やはり間違いなのだ、と思うのだ。

だからといって、僕は「子供を持つことが経済的に難しいガキがセックスをするべきではない」と言いたいわけではない。これはまことに正論だとは思うけれども、「子供ができなきゃいいんだろう」という反論に対しては、根本的には有効ではないと思う。たとえ100%確実な避妊が存在しないとしても、世の中のほとんどの事象は「100%でないものを100%に限りなく近付ける」以上のことはできないわけで、そう言ったことも考えた時、「事実上ほぼ100%の避妊」と認めざるを得ないケースはあるのではないかと思うのだ。

だが、人間の肉体が、そもそも生殖を前提として第二次性徴を迎え、セックスが可能になるのだとするならば、たとえ妊娠の可能性がないとしても、妊娠・出産の準備ができることすなわちセックスの準備が整ったと言っていいのではないかと思う。この視点から見るとき、18歳未満の女性の出産に伴う危険(具体的な数値が見つからないのが惜しいのだけど。下の方の「早い出産、遅い出産の危険度」の部分参照)は、見逃してはならないことではないかと思うのである。

誤解のないように言っておくが、これは先天性の病気や後天的な病気、事故などで、「あらかじめ(第二次性徴以前から)妊娠の可能性がない女性」までもセックスをすることから遠ざけるものではない。よく読んでもらえば分かるように、僕は妊娠の可能性そのものとセックスをすることの是非を結び付けているのではなく、セックスをすると言う能力が、生物としての人間の肉体において、そもそも妊娠・出産を前提として形成されたものだったのではないかと言うことを言っているのだ。今、現に妊娠が可能かどうかと言うことは、全く別の話である。

まあ我ながら説得力に欠ける論理ではあると思うんだけど、実際「セックスの準備」って第二次性徴だけじゃない気はするんだよね。
それを「精神的な成熟」にもとめるのは曖昧過ぎる上にあまりにも精神主義的だし、だいたいそんなこといって「成熟した」大人がどれくらいいるよ、てな気分にならざるを得なかったりもするわけだけど、まあ男の子の場合なんかには確かに「精神的成熟」から考えてみるべきところは大きいような気がする。次回は、女の子の場合も含めて、「セックスをするための精神的成熟」について。
posted by けいりん at 16:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋愛、性、性差 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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