2006年03月26日

春は別れの季節です

 渡辺美里に「さくらのの花の咲く頃に」って歌があったのをわりと唐突に思い出した。

  覚えていてね
  想い出してね
  さくらの花の咲く頃に

 このサビが切なく感じられるのは、人が無意識のうちに、覚えていてほしい相手、思い出してほしい相手は、きっと自分のことを、覚えていてもくれないし、思い出してもくれないと、そんな風に感じているからだろう。

 あるいは曲調や文脈、リフレインから、この歌詞の「主人公」のそういった心境をシミュレートしているだけなのかもしれないけど。

 けれども、多くの場合、「願い」とは、かなえられない現実の裏返しだ。

 と同時にそれは、実は自分自身への「願い」の裏返しでもある。

 多分、人は知っているのだ。
 どんなに輝いた記憶も、
 どんなに特別な想いも、
 自分はやがて忘れてしまうだろう、と。
 だから、願うのだ。未来の自分に対して。

  覚えていてね
  思い出してね
  さくらの花の咲く頃に

 と。
posted by けいりん at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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