2006年06月11日

正論

 正論は時に人を追い詰める。
 追い詰めて何かを得る手助けになればいいが、大抵は追い詰める役にしか立たない。

 追い詰められて何かに気付けるのは、十分に力のある状態の人だ。落ち込んでいる人、絶望している人を正論で励まそうと言う試みは、だからしばしば失敗する。彼らは一時的に力を失った状態にあり、健康ならば正論が与えてくれるかもしれないものを、受けとることが出来ないからだ。

 力尽きて膝をつく人に筋トレをやらせてどうするつもりなのか。そんなことは回復してからの課題であって、今彼に必要なのは、一杯の水であり、適切なマッサージであり、そしてひょっとすると、そうして膝をついていること、そのものなのではないか。

 鬱病の人に励ましは厳禁、というのは常識になりつつあるけど、励ましちゃ駄目ってのは健康な人の悩みにもある程度適用できるんじゃないかなあ。
posted by けいりん at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 思想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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