2006年10月23日

ZOKU

ZOKUZOKU
森 博嗣

光文社 2006-10-12
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 金に飽かせて意味のない悪戯を繰り返す秘密結社(?)「ZOKU」と、彼等に敢然と立ち向かう正義の組織(?)「TAI」の戦いを描く近未来アクション。


 ・・・・かなあ?(笑)
 そもそも近未来ではなく現代ものというのはさておくとしても。

 いや、おもしれーっつーか、くだっらねーっつーか(笑)
 Vシリーズなども相当マンガチックではあったけれども、これはもう完全にマンガ。森博嗣ならではのセンスがないわけではないし、アイデアの要である「悪戯」については、サイエンティストとしてというか工学者としてというか、はたまた単なる模型オタクとしてというか、まあつまりはそういった、ミステリ作品のトリックでもしばしば重要だった考察が光ってはいる。

 しかしまあいかんせんやってることがくだらなすぎ、文章が軽すぎる。
 いや、決してけなしてるんじゃないんですよ。
 この思わず脱力してしまうようなくだらなさと、すいすい読めてしまう軽さがこの物語の「ミソ」でしょう。

 手間ひまかけた壮大ないたずらのあまりのくだらなさに脱力しつつ、アホなキャラクタのアホな会話にくすりと笑い、火浦功ばりのギャグに爆笑するのが本書の正しい使用法。決してハイセンスさにうっとりしたり、考察の的確さに感心したりするための本ではないのだ。

 いい意味で暇つぶしにはちょうどいい一冊。
posted by けいりん at 07:23| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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