2012年09月01日

最近ちかごろどってんばったん

夏休みが終わればもう少し読めるかしら。
下のこの幼稚園が来週後半かあ。
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2006年10月23日

ZOKU

ZOKUZOKU
森 博嗣

光文社 2006-10-12
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 金に飽かせて意味のない悪戯を繰り返す秘密結社(?)「ZOKU」と、彼等に敢然と立ち向かう正義の組織(?)「TAI」の戦いを描く近未来アクション。

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2006年04月09日

チョー能力、みたいな(3)

 前回では、「超能力もの」というジャンルが、変身ヒーローとはまた違った形で、思春期の問題を象徴しているのではないかという話をしました。
 では、変身ヒーローものが「響鬼」という「大人」のヒーローを作り出したように、超能力ものにもそういった「回答」は存在しうるでしょうか?

 まだ結論を出すには早いような気がします。
 ただし、連載途中ながら、その可能性を孕んでいそうな作品ならあります。
 次にあげるのがそれです。

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2006年03月12日

チョー能力、みたいな(2)

 こちらの続き。続きを読む
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2006年02月23日

チョー能力、みたいな。

 もう終わって一ヶ月にもなろうという『仮面ライダー響鬼』の話から始めます。

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2006年02月17日

『SFが読みたい! 2006年版』

 もうでてから一週間くらい経っちゃいましたが、ちょっと感想をば。

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2004年12月29日

努力と根性!

こちらを読んで考えた。

努力が嫌いで努力なんかしたことないけど結構なるようになって来た私の人生もこれでなかなかいいもんだよなんて言っちゃみるけどこれはきっとどこかでなにかをごまかしているんだろうな、と。

やりたいことだけはやって来たけどね。
「やりたいことのために必要なやりたくないこと」はかなり徹底してやらない方だと思います、ハイ。
ただ、「やりたいことに付随する嫌なこと」は案外耐えられたりして。
一方では、やると決めた瞬間に「やりたい」が「やらねば」という義務感にかわって嫌になってしまい結局やらなかったり。

怠惰でわがままってだけか、結局。続きを読む
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2004年12月15日

『アシャワンの乙女たち』

牧野修のジュブナイル作品にして、痛快ヒーローアクション小説。

アシャワンの乙女たち
牧野 修

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『蠅の女』

牧野修の新作アクションホラー。

蠅の女
牧野 修

光文社
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2004年12月09日

『西城秀樹のおかげです』

日本SF大賞ノミネートの傑作短編集が新作一編を加えて文庫化。

西城秀樹のおかげです
森 奈津子

早川書房
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『トリポッド1 襲来』

子どもの頃夢中になって読んだ『三本足シリーズ』の新訳。

トリポッド 1 襲来
ジョン・クリストファー 西島大介 中原 尚哉

早川書房
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『鎮魂歌(レクイエム)』

ハヤカワ文庫FTの企画シリーズ《プラチナファンタジー》の一冊。

鎮魂歌
グレアム・ジョイス 浅倉 久志

早川書房
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2004年11月16日

『万物理論』

待ちに待ったイーガンの長編新刊。
なんだけど、買うのにも手間どったし、なかなかまとまった時間が取れなかったもので、結構読み終わるまでに日が経ってしまった。

万物理論
グレッグ・イーガン 山岸 真

東京創元社
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2004年09月15日

『屍の王』

絶版になっていた、牧野修のホラー長編。『スイート・リトル・ベイビー』がホラー大賞の佳作に入選して以来、ホラー作家としてのイメージが強いが、デビュー後五年を経て書かれたこの本こそ、氏の最初のホラー長編だった。

だからといって、後の『リアルヘブンへようこそ』『アロマパラノイド』といった傑作ホラー群に比べて劣るかと言えば、全然そんなことはなく。
たとえば『MOUSE』と『リアルヘブン』の共通項みたいなものは、この作品にもはっきり現れていてファンを喜ばせてくれるし、読者を呑み込むかのような濃密な「嫌な描写」も、後の作品にひけをとらない。

落ちぶれたエッセイストが書きはじめた小説『屍の王』にまつわる物語。登場人物と作中作『屍の王』の関係が読者とこの本との関係と相似形をなすのは、こう言ったメタフィクション的なものの基本だし、実話風のエピローグも取り立てて珍しいものではない。だが牧野修の「嫌な描写」は、それらありきたりの展開に濃密な手触りを持った血肉を与えている。牧野修の書く「嫌な話」には中毒性があって、僕らは嫌だ嫌だ嫌だと言いながらそこに書かれている言葉から目を離すことができない。そして気が付くと僕らは『MOUSE』のドラッグと言語の世界に酩酊したように、『屍の王』の闇に呑み込まれているのだ。

読み終わった後、しばらくその闇から抜け出ることができない。この感じはデビッド・クローネンバーグの映画を観終わった後の感じにちょっと似ているような気がする。


屍の王
牧野 修

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2004年09月13日

『ケルベロス第五の首』

ジーン・ウルフなんである。

ジーン・ウルフといえば、あの傑作SFファンタジー『新しい太陽の書』4部作だけが邦訳されている(ただし現在入手困難)、あの作家である。短編は何かアンソロジーに入ってたと思うけど、それ以外は名前だけが繰り返し聞こえてくる、しかも大変高い評価とともに繰り返し聞こえてくる、私のような中学生以下のレベルの英語力しか持たない人間にとっては、まるで拷問のような事態になっている、そういう作家なのである。

その初期作品が新たに邦訳出版されていると言う。
最近本屋をゆっくり物色する時間を持てずにいる私が気付いたのはSFマガジン十月号の特集をみてから。おお、これは読まずばなるまいというんで急ぎ購入。

三つの中短編からなる連作。
遠未来、「なんにでも姿をかえられる原住民が、入植して来た人類を皆殺しにしてそっくり入れ替わっている」という伝説のある二重惑星を舞台にした3つの物語。

さて、ここで困ってしまう。
面白かったんである。夢中になって読んだんである。
第三部では「をを!」と唸ったりもしたのである。
まぎれもない傑作だと思う。
けれども、この作品を語れるぐらい理解しているかと問われると、ちょっと読み直してもいい?と思ってしまうのだ。
そして読み直しても充分理解できるかどうか、はなはだ心もとないのだ。

作中にちりばめられた、「文学的」といってもいい「符丁」の数々なら分かる。だいたい二重惑星という舞台からしてかなり暗示的だし。

ストーリーもわかった、少なくとも「分かったと思う」。
わざと曖昧に書かれている部分についての自分なりの解釈もできた。

けれども、何か読み落としているんじゃないかという感じが消えないのである。うかつに語ってしまうことが、とんでもない誤解や先入観を植え付けてしまうんじゃないかっていう、そんな感じ。

うーん、これじゃ紹介にならないなあ。
第一部である表題作は、一番ストレートに単独の物語として楽しめると思う。ある男の少年時代と出生の秘密。
第二部は、第一部に登場した民俗学者が収集した、この惑星に伝わる民話。
第三部は獄中の男の手記。
第二部、第三部と進んで行くに従って、第一部では語られなかった世界の形が、おぼろげにうきあがってくる。第一部にちりばめられた不要とも思える枝葉のエピソードが、ひとつひとつ意味を持ってくる。
この、「何かが立ち現れてくること」こそ、この本を読む最大の快感だと思う。
それは決定的に明かされることはない。ただ読者は断片からそれを推測できるだけだ。
そしてそんな曖昧さから生じる不安は、作品に一貫して流れる「アイデンティティ」というテーマとリンクする。

何と言うか、周到すぎて、緻密すぎて、やっぱり私が語るのはこの辺りが限界。
一つだけ付け加えておくと、個人的には、最終的な読後感がアゴタ・クリストフ『悪童日記』三部作に似ているように感じた。いや、別に第一部が「兄弟の居る主人公の幼い頃の話」で始まるから、というだけではないと思うんだけど。


ケルベロス第五の首
ジーン・ウルフ , 柳下 毅一郎

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2004年09月03日

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』

Amazonで予約購入。
このシリーズ、ずーっと知り合いに借りて読んでたんだけど、前の巻で「以前の巻で確認したい事項」の多さについて行けなくなりそうになり、今回新刊がでる前にと古本屋なんかでちょびちょび買いためてたのね。で、今回は新刊で購入。

面白かった。一章からかなり引き込まれて。娘の世話もそこそこに読み通してしまった。

でも、不満な点もあって。ひとつは、今まで最後に「おお!」と思わせてくれた、謎解きの面白さが、ちょっと後退してるんじゃないかなってこと。確かに第二章ではひとつの謎が提示され、クライマックス直前に意外な事実が分かるという所もあるんだけど。賢者の部屋や秘密の部屋がどこにあるのか、シリウスの狙いは、などの大きな謎を中心に物語が構成されたこれまでに比べると、謎自体に牽引力がなく、「意外な事実」が明らかになってはじめて「あ、そういえばそんな謎があったねえ」と思い出すような感じ。

帯にあったダンブルドアの「全てを話そう」っていう内容にしても、そんなに意外なものではなかったし。

最も全体を牽引しているのはあくまでヴォルデモートとの駆け引きの方で、そっちは充分楽しめた。終盤のアクション部分もハラハラドキドキ。「死喰い人」たち、ちょいとだらしなさ過ぎじゃねえの、という気もするけど、まあ児童文学だし多少はね。最終的には歯が立ちそうじゃなかったんだしよしとしましょう。

とにかく楽しめたし、長さを感じなかった。もともとテレビゲーム的面白さのエンタティメントなんで、飽きさせられなかっただけでも大満足。あと、スネイプの話とか、そういう細部もずいぶん詰まって来て、単に物理的な問題以上に厚みが増してきたって感じがする。続く二冊も楽しみ。

本編とは関係ないけど、下巻P241、「でも、そうすべきだ!」には「その通り!」とか思ってしまった。オレってティーンなみですか?(笑)


ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 ハリー・ポッターシリーズ第五巻
J. K. ローリング, J. K. Rowling, 松岡 佑子

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2004年08月03日

『ゲド戦記外伝』

なんてこった、感想書いてなかったじゃん。

というわけで。原書では第5巻『アースシーの風』より前に発売されていたという、ゲド戦記の外伝。5編の短編は、どれもアースシーをより身近に感じさせてくれる。ロークの歴史に関わる『カワウソ』は、第4巻『帰還』が出た当時一部の古くからのファンに批判されたフェミニズム臭があるが、物語の豊穣さはむしろアースシーへ世界への新たな興味をかき立ててページを読む手を休ませない。『ダークローズとダイヤモンド』も、どこかしら『帰還』でのゲドとテナーを思わせるロマンス短編でありながら、爽やかな嫌みのない展開に、素直に読み進んでしまう。
『地の骨』『湿原で』は、「それでもフェミニズム臭が気になる」というファンも満足させる、感涙ものの2編。
そして『トンボ』。実はこの作品、先にこのアンソロジーに単独で収録、訳出されているのだけど、私は読んでいなかった。今回読んでみて、「『アースシーの風』の前に読んでおくんだった!」実際、このあと『アースシーの風』を読み直したのだけど、初読のときは充分満足したにもかかわらず、『トンボ』の後で読んだ方が何倍もリアリティと深みがまして感じられた。
まだどっちも読んでない人はラッキーです、ホント。

ファンタジーについて熱く語られた著者による前書きや、感慨がひしひしとつたわってくる訳者によるあとがきもすばらしい。
隅から隅まで、ファン必読といえる一冊。


ゲド戦記外伝
アーシュラ・K・ル=グウィン, 清水 真砂子, Ursula K. Le Guin

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2004年07月06日

『からくりアンモラル』森奈津子

前に見かけたときは見送っていたんだけど、家に帰った後で「面白そうだったなあ」感がしみじみ高まっていき、結局ネットで購入。

エロSF作品集。エロだけどSF、というよりは、SFとエロが密接に関わりあっていて、どっちをとってもこの独特の世界は成立しない。表題作はロボットの存在を通して少女が自分のものとしての性に目覚める姿を描いた佳作で、もしこの相手がロボットでなかったならば、全く別の意味を持った作品になってしまうのではないか。

自己愛あり、異種間性愛あり、SMありとバラエティに富んだ作品群は、一方でタイムトラベルやロボット、マイノリティとしての亜人間などのSF的なテーマにおいても多様性に飛んでおり、それらが絡み合うことで性の常識は相対化され、超克される。そういったテーマ性の部分、性における意識の変容を促す部分こそが、この作品集の最もSFらしい部分かもしれない。そしてたぶんその「相対化」を可能にしているのは、女性としての視点……「男たちの欲望の対象」としてではなく、自ら性に目覚めた女性としての、そして「ペニスがない性」ではなく「ヴァギナをもつ性」としての視点であるように思う。

「いなくなった猫の話」はわりと万人向けかも。エロくないけど、泣ける。




からくりアンモラル
森 奈津子

発売日 2004/04/23

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2004年07月05日

黒い仏

アレだと言う話を聞いて読んだ一冊。
やー、楽しめました。
アレだということを言ったらネタバレじゃんと言う話もあるので一応伏せておきますが、いやなんの、アレでミステリ、といえば(たぶん)初の国産オリジナル作品はしっかりミステリ短編だったわけですし、どういう絡み方をするのか分からない限り根本的にはネタバレに当たらないと思います。一応伏せてはおくけど、読む前になんのことか知りたいと言う方にはこっそり教えますんで連絡下さいませ。

で、個人的にはアレと分かってた方が楽しめたような気もするんですが、まぁなんです、どのみち各章冒頭のお経風のナニとか、作中にちりばめられた店名、人名、章タイトルなどから、読みはじめればすぐ気が付いただろうなと言う気もしたりするのです。そういうあたり、アレマニアのための作品とも言えるかもしれません。実際僕はそう言う楽しみ方をしました。

がしかし。実はこれはやはりミステリ読者向けの作品なんではなかろうか、とも思います。もちろんガチガチのミステリファンが読後に本を放り投げたとか、百八つに引き裂いたとか、ショックのあまり出家したとか、作者の家に脅迫状を送ったとか、そういう話がミステリファンの間に流れているであろうことは容易に想像できる作品であり、結末なんですが。にもかかわらず、ミステリファン向けに書かれた小説と思ってしまうのは、「本格ミステリの脱構築を目指した云々」とかそういう小難しいマジメな意図とは全く別の意味で、軽々と、軽薄なぐらいに軽々と読者を裏切る、まさに人を食ったとしかいいようのない姿勢が、作中にちりばめられたマニアックなあれやこれに反応しない読者を想定しているのだとしか思えないからです。いってみればこれは、「怒られて、ぶん投げられて、脅迫状を送られて本望」という作品なのではないかと。

なので、「本格ミステリ原理主義者にはオススメしない」という評が多い中、私は敢えて、「本格ミステリ原理主義者必読」という評を与えておきたいと思います。その結果憤死しても責任はとりませんけど(笑)




黒い仏
殊能 将之

発売日 2004/01

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2004年05月20日

例の、ほら、映画化されたっていうアレです。

「国内の小説売り上げ1位だってね」
「そうらしいですね」
「オマエ、読んだ?」
「読んでませんよー(笑)興味ないですし。だいたいタイトルのパクり方がむかつく」
「そうそう、しかも著者、オリジナル知らなかったぽいじゃん」
「そうみたいですね。まあガイナなんかそのまんまパクってますけど」
「あれはいいんだよ。わかってやってるんだから。第一『獣』とっちゃったらせっかくの名タイトルが台無しじゃんか」
「そうっすよね。全く、わかってないっつーか」
「映画化した人や出演者なんかはどの程度知ってるのかね」
「さあ、どうでしょ。本買った人の知ってる度合いも気になりますね」
「まかり間違ってさあ、ハーラン・エリスンの本を間違って買ったのをきっかけにSFファンになる人が増えて、ハヤカワの青背が飛ぶように売れて、絶版関係が軒並み復刊されて、サンリオSF文庫なんかも復活しちゃったりとか・・・」
「いやそれはないでしょう(キッパリ)」
「ダメかなあ。ほら、例のアニメが流行った時、コードウェイナー・スミスとかハーラン・エリスンとか、結構平積みにしてあったじゃん。そののりで売り出しかける書店とかないもんかねえ」
「全然客層が違いますって。あっちはヲタまっしぐらですからね」
「うーん、ダメか」
「しかし何にしても、あれだけ売れるっていうのはスゴイことですよね」
「まあね。半分以上出版社やマスコミの「売り方」の問題って気はするけど」
「いやいや、我々SF者から見ると極めてセンスのない、あのタイトルが良かったのかもしれませんよ」
「あり得る。オレたちみたいなののセンスって世間一般とは必ずしも一致しないからな」
「はっきりいったらどうですか、「世間一般とはかけ離れてる」って」
「いや、そこまでは(笑)。うん、しかしあれだな、もしそうだとすると、オレらにもチャンスがあるってことじゃないか」
「チャンス?」
「ベストセラーを書くチャンスだよ」
「?」
「ニブいなあ。要するに、「名タイトルを極めてセンスのないやり方でパクったタイトル」の小説を書けばいいんだろ」
「そ・そうかなあ」
「さっきお前が言ったんだよ」
「いやそこまでは言っていない気が。まあそれはともかく、例えばどんなのですか?」
「ん? おう、そうだな、例えば・・・『果てしなき流れ』なんてどうだ」
「そのパクリもガイナの二番煎じですね」
「いーんだよ、よりベストセラーに近い感じがするだろうが」
「そうでしょうか」
「そうなの。えーっと、他には・・・『流れよ、我が涙』は?」
「それはまんまダウランドのリュート歌曲のタイトルです。小説の方もパクられ歴長いですしね」
「ダメか。じゃあ、『パーマー・エルドリッチの3つの・・・』とか」
「『3つの』なんなんですか」
「それが気になってつい買ってしまう、とか」
「そもそも作中人物の名前つきのタイトルっていうのはいかがなものかと」
「うーん。じゃあ『時間飛行士にささやかな贈り物をしよう』」
「なんかの標語じゃないんですから」
「『ネズミと龍のゲイ』」
「シャレですか。しかもゲイ小説ですか」
「ゲイ小説だって立派な恋愛小説だ。差別はいかんぞ」
「でもベストセラーになりますかねえ」
「なんなら『ネズミ』を『ミッk・・・』」
「ストップ!それ以上はヤバいです」
「そ・そうか。ならば『果てしなき河よ彼女を返せ』」
「内容丸分かり過ぎですよ」
「『君は無慈悲な夜の女王』」
「・・・SM?」
「『老いたる僕の君への讃歌』」
「気恥ずかし過ぎ」
「『時間的無限』」
「カタい」
「『知性か戦争か』」
「だからシャレはよしなさいって」
「『博士課程綺譚』」
「・・・」
「わかったわかった。『幼年期』は?」
「パクりだってわかってもらえませんよ」
「『鋼鉄』」
「だからもとがわかりませんて」
「『第81Q』」
「なんすかそれ」
「『ペ』」
「そりゃSF者の隠語でしょ」
「『モナリザ・オーヴァ』」
「ええと」
「『ラルフ』」
「・・・」
「『プタヴ』」
「・・・」
「『ユービッ』」
「いーかげんにしてください!」

まあそんなこんなで。
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